倦まず弛まず、描き続ける理由

「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」
この言葉が、今の私のすべてを表しています。
2020年、アルコールインクアートと出会い、私はある決断をしました。
「1年後に東京で個展を開催する」
今振り返っても、あまりにも無謀なスタートです。
知り合いも、コネも、何もない状態。
それでも、誰も知らない場所で挑戦することに意味があると思えたし、少しだけ“かっこよく在りたかった”のも正直な気持ちでした。
私は基本的に、人と自分を比べるタイプではありません。
けれど、それでも時折周りを見渡しては思うのです。
「みんなすごいな」と。
一瞬、心がざわつくこともある。
それが人間だと思います。
そんな時、私は自分にこう言い聞かせます。
「焦らず、驕らず、遠慮せず」
焦りそうな時は、立ち止まる。
うまくいっている時ほど、自分を疑う。
「鼻が伸びていないか?」
「ズルい心は芽生えていないか?」
自分の内側に問い続けることで、軸を整えています。
でも同時に、こうも思うのです。
誰かや何かに遠慮する必要はない。
だからまた、挑戦する。
そして、挑戦し続ける。
表現は少しずつ拡張していく

2022年後半〜2023年は、A3サイズを中心に制作。
2024年には、A2サイズをメインに挑戦。
そして2025年 ついに——
A2 × 5部作(594 × 2,100mm)という大型作品を完成させました。
描き終えた瞬間、全エネルギーを使い果たし、
そのまま意識を失うほどの没入。
それほどまでに、自分のすべてを注ぎ込んだ作品で、結果として1年10ヶ月ぶりに代表作を更新できたことは、大変大きな自信となりました。
さらにその先へ
2026年には、さらに次の挑戦として、
「& Antique展」の主催、そしてA1サイズ作品の制作へ。
一歩一歩は小さくても、確実に前へ。
積み重ねてきたものが、少しずつ形になってきています。
大きな成功よりも、
「昨日の自分を超えること」を選び続ける。
その積み重ねこそが、
自分の表現を深め、人生を豊かにしてくれると信じています。
そしてもし、その姿が
誰かの背中をそっと押すことができたなら——
それ以上に嬉しいことはありません。
これからも、私らしく
ここまで歩んでこられたのは、
間違いなく支えてくださる皆様のおかげです。
これからも、倦まず弛まず。
私らしく、歩み続けていきます。
どうか今後とも、よろしくお願いいたします。

